演題「明日の健康の為、今日何を食べる」

講演会名:JAつやま 久米南女性部総会

講演会開催日:2020年3月19日

内容

◎健康って何

◎薬膳って何

◎何をどう食べれば良いのか

◎まとめ 明日の健康の為、今日食べる物



◎健康って何? 

健康の定義があります。「 病気ではないとか、弱っているとかと言う事ではなく、肉体的、精神的に、社会的にすべてが満たされている状態。」(日本WHO協会訳)

皆さんは、私は「健康です。」と言えますか。難しいですよね、病気ではない、弱っていない、肉体的、精神的、社会的に満たされている状態。これは人が決める事?人が作ってくれること? 自分が決めること? 自分が作ること?少し考えてみましょう。

自分の健康、家族の健康 まずは、食事「食べる事」身体は食べた物で出来ているとよく言われますが、同感です。


◎薬膳って何   

「薬膳」と聞くと、生薬の薬臭い物が入ったり、普段食べない得体の知れない物がはいったス-プなど思い浮かべる方が多いのですが、皆様はどうですか。

薬膳は、確かに食べる人の体質、環境、不調など踏まえて、食材の持つ作用を組あわせて体調改善を図る食事です。

私が提唱する「作州薬膳の食養生」自分が生まれ育った地域で、気候風土にあった、その土地で収穫された健康な野菜、食材を食べれば、元気にならない分けがない。

目的は、身近にある食材で、自分が家族が健康で健やかな毎日を過ごせるために、食材のもつ働き、栄養素を役立てましょう。

中医学には、「未病先防」という言葉があります。病気になる前に体調をみながら、未然にふせぐ、「予防医学」「転ばぬ先の杖」的な考えかたです。

特別な食材ではなく、身近なもので、食材の持つ働き 力を知り組あわせた料理 

私たちの先人が残してくれた料理、伝統料理の中に薬膳の知恵が詰まっています。

例:春に食べる山菜「タラの芽」「ふきのとう」「筍」とか冬の間に溜まった身体に不要な物を外に出す。解毒  

・蓬を摘んで、草餅 蓬の持つ温経 寒散 補血 

・田植えの後の、ケンビキ焼き  ミョウガの葉の効能 止通 調経

・甘酒 甘酒祭り  補気 温経 活血 疲労 冷え 

家族のためを思って作る食事、皆さんはホ-ムドクタ-、食医なのです。

最高の薬膳は、母親が子供の体調を思い、健康の為に作る食事。


◎何をどう食べれば良いのか

・栄養バランスの摂れた食事 カロリー ビタミン ミネラル

・野菜中心の食事をしているから、

・油は オリーブオイルにしている。

・白い砂糖は身体に悪いから、食べないようにしている。

多くの人から聞きますが、皆さんは自分の身体をほんとうに知っていますか、冷えている、むくみがある、肌がかさつく、腰痛、最近耳が遠くなった、夜眠れない、イライラすることが多くなった、TVのコマ-シャルの健康食品が気になる、新型コロナが気になる、など皆一緒では無いはずです。自分の身体内なる声を聞いて下さい。最近甘いお菓子を食べ過ぎていませんか、脂物が多い食事なっていませんか、野菜だけ食べていれば健康と思っていませんか。身体が何を欲しているのか考えてみる時間も大切です。

例えば

冷えている、⇒ 身体が温める食材 甘酒 よもぎ ねぎ シナモン・・

不眠、イライラしやすい⇒不眠改善 精神安定  春菊 百合根 牡蠣 ワイン


◎まとめ 明日の健康の為、今日食べる物

「人は、食べた物で出来ている」自分(家族)の体調にあったもの、

特別な食材ではなく、体調に合わせた食材の組み合わせ、季節の旬の食材を上手に組あわせる

例:春は、陽気になり、イライラ ふわふわしやすいと言われ、

春は、平肝・・クレソン セロリ  

理気 疏肝・・金柑 文旦 三つ葉  鮭

健脾・・穀類 芋類 豆類 

補血・・黒豆 アシタバ ほうれん草 よもぎ いか 鯖 

解毒・・山菜 筍 ふき ふきのとう 菜の花 せり

作州薬膳

四季の移り変わりを肌で感じられる美しい作州で 先人が伝えた食文化と薬膳の知識を地元の食材を使って 身体が喜ぶ食を提案する為、作州薬膳を始めました。 薬膳の知識を身につけることで自分だけでなく家族も健康にすることが出来ます。 小人数の料理教室なので一人一人の目的に合わせて指導が可能。 家庭でのアレンジもお任せ下さい。

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